三陸銘菓「かもめの玉子」で大船渡を牽引
アリティーヴィーの高野です。
さて、上の写真のお菓子、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
岩手県大船渡市に本社を構える三陸銘菓「かもめの玉子」です。
今回は昨年の震災で、本社を含む直営店5店舗が被害に遭いながらも大船渡復興のためにと復活を遂げた
さいとう製菓をご紹介します。
震災の影響で、一時は休業にまで追い詰められながらも、
「何とかしなければ」と立ち上がり、およそ1ヶ月後には製造を再開。
幾多の困難を乗り越えて、岩手を代表する銘菓は復活しました。
「あの時は本当にどうなるか、全くわからなかった。でも、皆が下を向いていても始まらない。
どこよりも早く再開させて、“元気だぞ”“生きてるぞ”って伝えたかった」
そう語るのはさいとう製菓株式会社代表取締役社長 齊藤俊明さん。
こちらの看板。創業当時からの看板なのだが、
実はいままでに、津波に2度流されながらも舞い戻ってくる不死鳥のような看板。
最初は1960年のチリ地震津波。その時は現社長の俊明さんが見つけた。
そして2度目は今回の東日本大震災。
俊明さんの息子さんが見つけて持ってきたのだそうです。
まさに、不屈の看板。今は大切に社長室に飾られているんです。
「今回改めてお客様の暖かさ、ありがたさを感じ、そして支えていただいた。
その気持ちに応えるためにも、これから、会社の完全復活だけではなくて、大船渡、岩手の復活のために商品を作り続けたい。」
最後に齊藤社長は力強く語ってくれました。
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Thu
August,2012