”食”を通して東北に笑顔を!!!
アリティーヴィー高野です。
今日の岩手はあいにくの空模様。
でも、この時期の雨は「花咲かせ雨」と言って、桜の開花を促していると言われているんです。
岩手の桜ももう間近です。
しかし、陸前高田市にある「りくカフェ」には、今日、笑顔の花が満開になりました。
それは、東北の食を通して、被災地に元気を広げようと活動している
「Soul of Tohoku・チームおむすび」主催の料理教室が開かれたからなんです!!
これは、世界に向けて、日本の様々な文化を発信している
一般財団法人 日本のこころ Soul of Japanの緊急プロジェクトとして立ち上がったもので
「東北の食を守ろう」をスローガンに、料理人、生産者、企業など食にたずさわる全ての人達とともに、
ミニキッチンカーで仮設住宅やコミュニティーセンターなどを周り、
東北の食環境の復興と、将来の東北の食文化を盛り上げようと活動している団体なんです。
また、このSoul of Tohoku・チームおむすびの活動は、キッコーマンの支援のもとおこなわれているんです。
「関東や、関西など、東北以外の料理人の人たちは、東北が食材の宝庫だということを知らない人が多いんです。
そして、同じ東北に住んでいる人たちですらも、実は知らない人が多いんですよね。」
と、Soul of Tohoku・チームおむすびの島崎さん。
「震災をきっかけにというわけじゃありませんが、注目されている今だからこそ、東北の食文化を日本や世界に広めていきたいんです。
そうすることで、東北の食産業がもう一度奮起するきっかけになってくれれば嬉しいですね。」
今回、料理の講師を務めたのは一関市でレストラン「あさひや」を経営する原田さん。
個人でもボランティアで、学校や保育所等を周り料理教室を開いていらっしゃいますが、
「震災を期に何か自分にできることを」と、登録したSoul of Tohokuからの依頼で、今回の調理教室が開かれました。
料理は楽しみながら、笑顔で作るのが一番という原田さんの料理教室は、始終笑い声が絶えず、皆さんとても楽しんで参加されていました。
今回の料理は、
・若鶏のソテー プラム風味パスタ あさひや風
・ジャガイモのドリンク
・バナナのクレープの三品
もちろん、食材は「奥州いわいどり」や、岩手で採れたジャガイモ、クレープの生地に使われた小麦も「南部小麦」、地鶏の卵に至るまで
ほとんどが岩手県産を使用。
誰でも簡単に作れる本格料理ということで、参加された方々も
「これなら家でできるわ」と喜んでいました。
また、男性の参加者は「震災を期に男も料理をできなきゃいけないってすごく思った。
今回おしえてもらった料理は、手軽に出来て俺でもできるよ。」
と笑顔で語ってくれました。
教室後は、皆で試食会。
初めて会った人たちとは思えないほど、
ほんとうに笑顔にあふれていて、岩手の中でも、ここだけ少し早く桜が咲いたような空間に満ちていました。
これは、原田さんが言う「食の持つ力、料理で繋がる力」なのかもしれません。
Soul of Tohokuの活動、そしてシェフ原田さんの活動は、
これからも東北に笑顔の花を咲かせることでしょう。
※また、こちらの模様は後日動画でもご紹介いたします。
問い合わせ
(有)レストランあさひや
〒029-0803
岩手県一関市千厩町千厩字宮敷43-8
TEL:0191-52-2325(代)
りくカフェ
〒029-2205
岩手県陸前高田市高田町字鳴石22-9
TEL:080-5572-2992
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Mon
April,2012