東北・復興の「これから」。前を向いて進む人たち。
アリティーヴィー高野真一郎です。
今回ご紹介するのは、津波に負けず、瓦礫の中から見つかった「一本の日本酒」です。
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先日、仙台の老舗うなぎ・会席料理「開盛庵」で職人の方に取材中、ある一本の日本酒を見せていただきました。
それは、開封されていない「なみのおと」という日本酒でした。でも、ラベルは半分剥がれ、ビンは泥だらけ。
話を聞くと、長年蒲焼のタレを作る際に使う日本酒として、宮城県名取市閖上の酒蔵「佐々木酒造」のお酒を使っていました。
しかし、先の震災でその酒蔵は津波で流されてしまいました。
その、瓦礫の中から奇跡的に、唯一残っていたのが写真の日本酒だったんです。
開盛庵では「この日本酒は家宝です。」といっていました。
そして今現在、閖上の佐々木酒造は、営業再開にむけて進み始めています。
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Thu
December,2011