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届け!新地の風!小川公園仮設エコたわし編み隊OKBがゆく!

アリティーヴィーのモリカワです。

先日ろっけんパークで行われた『ふくしまフェア』でお会いした、村上美保子さん。

その日、福島県相馬郡新地町にある小川公園仮設住宅から、入居者の皆さんと作ったエコたわしや小物を持ってきてくださいました。

 

『小川公園仮設エコたわし編み隊』

 

通称OKB(小川仮設ばあちゃん)と親しみを込めて呼ばれるこのグループの活動を、ぜひ皆さんに知っていただきたいと思い、『ふくしまフェア』の後、村上さんと連絡を取ってみました。

 

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福島県相馬郡新地町。

2011年の東日本大震災の大津波は、新地町にある家々の土台だけを残し、すべて流していきました。

家だけではありません。

新地町釣師地区では、残った家は1軒もなく、亡くなった方は120人にものぼったといわれています。

 

町内には8箇所の応急仮設住宅があり、約580戸の世帯が入居していました。

悲しみに襲われ、閉じこもりがちになる仮設の生活を、皆さんは想像できますか?

「当時、仮設住宅での老人の孤独死が取り上げられていて心配だった」と村上さんは言います。

村上さん自身も、経営していた旅館を津波に流され、この小川公園仮設住宅で生活していました。

この仮設から孤独死を出したくない。

それが、『エコたわし編み隊』立ち上げのきっかけになりました。

2012年1月のことです。

 

 

初めから、「売るんだ」という目的で立ち上げた『エコたわし編み隊』。

“作ったものを売って、そのお金で、みんなで温泉旅行に行こう”

村上さんは自身のブログやFacebookなどを活用し、つながりの輪を広げていきました。

「編み物をしていると無心になれる」

いやなことを思い出さなくても良いことは本当にありがたいことでした。

 


(お茶会と女子会)

売り上げたお金は、お茶会や旅行など、みんなが楽しむために使って来ました。

そうして続けてきたOKBの活動。

ほとんどが70代~80代の方々で始めた「編み隊」も、次の住まいが決まり仮設から出ていかれる方が増えたことで「編み隊」の人数も減っていきました。

そうして、立ち上げから2年余り経った頃、活動をいったん終了することになりました。

皆さんで話し合った結果だといいます。

 

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『ふくしまフェア』でお会いした時、村上さんから嬉しい話をお聞きしたのです。

新地町では今月20日までに代替え地の検査も終了し、徐々に被災者へ土地が引き渡されるそうです。

そして、現在小川公園仮設住宅の入居者は2/3ほどで、そのほとんどが次の方向が決まっているというのです。

 

お話を伺ったときの村上さんは、はつらつとしていらっしゃいました。

たとえ、『エコたわし編み隊』の活動が終了し、仮設住宅を出ても、この場所でつながったきずなや心の通い合いは、これからも続いて行くことでしょう。

楽しみですね、と声をかけたときの、本当にうれしそうな笑顔がとても印象的でした。

 


(村上さん 前列左から3番目)

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■朝日館の女将のてんてこ舞日記
http://asahikanok.exblog.jp/

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May,2014

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