世界から復興を応援!~3.11日本人シンガーがロンドンから追悼~
東日本大震災から丸三年となった今月11日。
海外でも犠牲者への黙とうや復興を祈る催しが行われました。
そのひとつに、ロンドン、スペイン、日本を歌でつなぐ「東日本大震災3周年ロンドン追憶式」が行われました。
3カ国を中継で繋ぎ歌う中、ロンドンの会場には、日本人女性シンガーの姿がありました。
日本のファッションデザイナーで、「ケンゾー」の創業者、高田賢三さんの呼びかけにより、
ロンドン、スペイン、日本を歌でつなぐこの催しで、ロンドンのセント・マークス教会には、日の出前から、イギリスで暮らす日本人や近くに住むイギリス人などおよそ80人が集まりました。
北斎オーケストラ(大友亜紀子さん指揮)の演奏で、 「花は咲く」 「ふるさと」などを合唱しました。
その中にゲストシンガーと参加したのが、イギリスで歌手、女優、司会者としてマルチに活躍している鈴木ナオミさん。
世界中に住む日本人の祖国を思う気持ちを代表して歌おう、そして、ここから何かを発信し続ける事で、震災の風化を防ぎたいという思いで参加しました。
震災の発生時刻の日本時間午後2時46分、現地時間の午前5時46分、全員で犠牲者に黙とうをささげました。
宮城県仙台市の青葉城(約100人)、岩手県平泉町(約300人)、また、仙台とゆかりのあるスペインの都市(約300人)に集まった人が、インターネット中継を結んで、黙とうのあと、参加した人たちは「花は咲く」などを合唱して被災地の復興を願いました。
鈴木さんは、今後も「音楽を通じて生きる力を!」をコンセプトに、音楽で被災地の方々が笑顔になれるように被災地を訪ねたり、また「世界中の日本人が被災地の方々の事を忘れずに思っている。」という事を伝えるメッセンジャーとして活動して行きたいと語ってくれました。
復興への、世界からの力強い応援。
今後もそれぞれの場所で、ともに、前へ。
(アリティーヴィー 大江)
30
Sun
March,2014