簡単・いつでもおいしいお餅を作れる非常食「安心君」!加美町 菅原商店
アリティーヴィーのヒザシでございます。
「もちっ粉」をご存知ですか?簡単に言うとお米を粉状にしたもので、いわゆる「米粉」です。
今回はこの「もちっ粉」を使用した商品を販売する宮城県加美町 菅原商店をご紹介します。
「もちっ粉」を製造・販売している宮城県加美町の菅原商店、菅原さんご夫妻にお話を伺いました。
ご夫妻の温かな人柄に包まれた雰囲気が和やで居心地の良い商店です。
敷地内に工場があり、こちらで製品を製造しています。
ご飯から立ち上がる湯気と、おいしい香りが拡がっています。
このおいしく炊き上がったご飯は普通に食べてもおいしいのですが、ここでは「もちっ粉」を製造する過程の一つなのです。
思わずつまんで食べたくなりますね。この後、おいしく作る工程を経て「もちっ粉」が出来上がっているんです。
出来上がった「もちっ粉」を使用して作られる商品がこの「安心君(あんしんくん)」です!
水さえあれば、簡単においしいお餅が作れるんです!
作り方はとっても簡単。パッケージの中の「もちっ粉」が入った袋へ、同梱の紙コップで軽量した水を入れて揉むだけです。
「安心君」を開封してほんの数分で、あっという間においしいお餅が出来上がります!
ところでなぜ「安心君」という名前なのでしょうか?
この商品を開発した経緯はやはり3.11の大震災がきかっけでした。
「もともとあった商品ですが、避難所で物資不足でも、水さえあれば作れるようにと震災後に商品パッケージの中身を工夫しました。」
実際に震災の時、非常食としてとても重宝されたそうです。
震災後は常備する非常食としてシェアが広がっているそうです。
「震災では私達も大変だったが、沿岸部はもっと大変な状況だったでしょ?今後は私達の仕事がなにかの役に立てれば嬉しい」
それぞれの持ち味を生かした「持ちつ持たれつ」の気持ち。優しいまなざしで菅原啓子さんが話します。
震災から3年、復興へ。 道のりはまだまだ続きます。
◆菅原商店
9
Sun
March,2014