とうほく復興カレンダー

東北・復興の「これから」。前を向いて進む人たち。

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「個」の時代~震災の教訓を後世にどう伝えていくか~

東日本大震災から、間もなく三年。

震災時に中学校を巣立った子供達が、今年の春から大学生になります。

被災地を離れていく若者達は、あの日の記憶をどのように伝えていくのでしょうか。

新しい土地で、「震災非体験者」から必ず聞かれるであろう、『震災の時、大丈夫だった?』という質問。

その質問への答えが、震災の記憶として留まり、後世に伝えられていくのです。

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2月17日。仙台市青葉区にある「東北環境パートナーシップオフィス(EPO東北)」の会議室は熱気に包まれました。

「地域の伝承とESD交流会」と題されたこの日のイベント。震災後に、地域で様々な活動を行ってきた各県のリーダー達が一同に集いました。

イベントの眼目は、「東日本大震災の教訓を、どう後世に伝えていくか」。溝渕晴彦さん(EPO北海道)のファシリテーションの下、ブレインストーミング形式で意見が交わされました。

 

 

弊社代表の佐藤貴之も、持論を展開。

『インターネットの普及によって、何が正しい情報なのかを見極める必要性が出てきた。個人がメディア・リテラシーを身につけていかなければならない』

と、新時代の生き方を語りました。

アリティーヴィーは震災後に「とうほく復興カレンダー」というサイトを立ち上げ、被災地の前へ向かう姿を国内外へ発信し続けてきました。

 

 

宮城県仙台市の地域FM局「ラジオ3」でパーソナリティーを務める鈴木悦子さんは、

『100年後は誰も生きていない。その時生きている世代が、当事者意識を感じられる伝え方をしていかなければいかない』と、メディアスクラムの必要性を訴えました。

 

 

リアス・アーク美術館(宮城県気仙沼市)で震災時の写真や遺失物の展示を行う山内宏泰さんは、同美術館の展示物にストーリーをつけて展示を行っているとのこと。

『震災の非体験者に、いかにして震災の体験を想起してもらうか』を真剣に考え、来館者の「人生を変える」展示を行っています。

 

 

日本人のほとんどは「震災非体験者」です。

次世代に震災の教訓を伝えていくためにはどうすればいいのか。正直言って、いくら考えても分かりません。

しかし、糸口はあります。

 

これからは「個人メディアの時代」です。

「テレビでやっていたから」、「ネットで見たから」という理由より、「○○さんが言っていたから」という理由の方が、情報の信用力が高まりつつあるのです。

facebookやTwitterなどのSNSの普及に伴い、誰もが自由に情報を発信できる社会に変化しました。

 

『100年後の世代に、震災の教訓を伝えること』は、もちろん大切なことです。

しかし、個人レベルでそれを実行するのは、大風呂敷になってしまう恐れがあります。

 

私たちが今できることは、震災の教訓を「目の前の世代」に伝えていくことなのではないでしょうか。

震災体験者であろうとも、非体験者であろうとも、それは誰もができることです。

 

私自身も、震災非体験者です。

高校卒業後に東京の大学に進学していたため、震災時は地元を離れてたからです。

そんな私が復興に関する記事を書かせていただいているのは、津波の映像を見て心を動かされたことに起因します。

故郷の家族や友人が非常時で苦しんでいる時に、共に傍にいてそれを乗り越えることができなかった。

あの時の歯がゆさが、地元でのUターン就職を決意させるキッカケとなったのです。

 

―個人メディアの時代。誰もが情報を発信し、誰かの心を動かせる可能性を持っているのです。

皆さんも、できることから、できる範囲での情報発信を心がけてみてはいかがでしょうか。

【アリティーヴィー 高橋 郁弥】

17

Mon

February,2014

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