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samneiru

『援』に感謝、笑顔が示す復興の歩み

―失われたものを取り戻すこと。

「復興とは何か」をシンプルに定義すると、そう収斂されるのではないだろうか。

2月11日。東日本大震災から2年11ヶ月が経ったこの日、若林区文化センター(仙台市若林区)で歌と踊りの祭典「ふるさと援歌まつり」(主催=演歌屋)が開催された。

 

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イベント趣旨は「歌の力で一歩前進、二歩前進(一部省略)」。援歌の「援」は、震災に対する国内外からの「応援」や「支援」に感謝するという想いが込められている。

テレビ時代劇『水戸黄門』の主題歌を歌う山口瑠美(テイチクエンタテインメント)、『がんばれ援歌』(東日本復興応援歌)で11年にデビューした高橋樺子(徳間ジャパン)らが出演し、満員のホールは熱気を帯びた。

 

【写真=山口瑠美(テイチクエンタテインメント)】

【写真=高橋樺子(徳間ジャパン)】

 

その中でも特に印象に残ったのが、琴修会(名古屋市)と東通仮設住宅(仙台市若林区)の皆さんによる「大正琴メドレー」だ。

琴修会は12年9月、使わなくなった20台の大正琴を東通仮説住宅に無償で寄贈した。同仮設住宅に住む被災者の方々は、津田幸子氏(琴修会支部長)の指導の下で練習を積み重ね、本番を迎えた。

高齢の方も多くいたが、指導する津田氏も驚くほどのスピードで上達したとのこと。

『荒城の月』、『あまちゃんのテーマ』など東北にゆかりのある曲が演奏され、会場は溢れんばかりの拍手に包まれた。

 

【写真=大正琴を演奏する東通仮説住宅の皆さん】

 

【写真=この日満員となった会場】

 

この日演奏した同仮設住宅の皆さんは、全員が住む家を失った「被災者」。

苦難を乗り越えてひたむきに大正琴を弾くその姿が、観客の琴線に触れた。

若林区から訪れた女性(83)は「元気づけられて、涙を流した」と満足そうな笑顔を見せた。

 

歌の力により、あの日失われた被災者の「笑顔」は再び花咲いた。

「復興」への歩みは、確実に歩を進めている。 【高橋 郁弥】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Sat

February,2014

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