「新聞バッグ」に込められた思いはニューヨークへ!
丸いメガネのヒザシでございます。
「新聞バッグ」と聞いて「え?新聞なんでしょ?」と一瞬思ってしまう方もいるかと思います。
ということで実際にどんなものかを確かめに、商品が売られている「あ・ら・伊達な道の駅」へ伺いました。
宮城県大崎市岩出山にある道の駅「あ・ら・伊達な道の駅」。
地場産品が数多く店頭に並び、温泉街の鳴子へと走る途中の道の駅という事もあり多くの人が施設を利用します。
店内の一角にはあの新聞バッグが並べられていました。
新聞としても読めるし、バッグとしても便利。素材が新聞紙だから軽いのもGOODです。
これを作り始めたのは沿岸部から鳴子温泉に避難してきていた方々。販売をするのは海の手山の手ネットワークの方々。
新聞という記憶資源を、バッグに加工することで、新たな形で震災の事、教訓などが人から人へ伝わっていきます。
売り上げの半分は被災地へ、残り半分は作り手のもとへ。
震災で職を失っても新たな取り組みとして、今も製造・販売されています。
この商品を購入するのは主に遠方から訪れた方、特に海外から来た方には好評だそうです。
発売当初は震災の写真が柄になっているものも多く、記憶が忘れられないために形に残されました。
最近は英字新聞の商品も販売されています。普段と違った雰囲気で素敵ですね!
昨年11月の楽天優勝の写真の商品はすぐに売り切れたそうです。
新聞バッグはもともとは高知県でメジャーな商品でした。毎年新聞バッグコンテストが開催され、地元の方は馴染みのあるものだそうです。
今後は、宮城県でつくられた新聞バッグも交え、2014年3月にはニューヨークでもコンテストが開かれるそうです。
エコ、クール、メッセージの三位一体のこの商品。
作り手や被災地からの思いを貴方の旅路にお供させてみてはいかがでしょうか?
◆海の手山の手ネットワーク
◆しまんと新聞バッグ
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Sun
February,2014