石巻駅前で…くるる~ん!
ヒザシでございます。
こんな時、皆さんはどうしますか?
「石巻駅に着いたけど、ちょっと小腹がすいたなぁ・・・。」
「石ノ森章太郎漫画館へ行きたいけど、まずは腹ごしらえをしたい!」
「次の電車まで時間があるから、どこか休憩できる場所ないかしら・・・」
そんな時に気軽に立ち寄れるお店が・・・あるんです!
石巻駅前ロータリーから日和山へ向かうストリートにあるお店「くるるん」を紹介しましょう!
親子でお店を開いて10年。もともとは石巻のアイトピア通りにお店がありました。
お店の名前は「くるるん」。覚えやすくて、とってもかわいらしいですね!
東日本大震災の3ヶ月前にその場所から移転して、現在の石巻駅前で営業を続け、震災後も地元の方や遠方から訪れるお客さんにホットなソウルフードを提供しています。
店内に入ると店主・伊東健則さんの人柄を表しているように、可愛いくてお茶目なフィギュアが並んでいます。
今回は石巻では超メジャー級のB級グルメ「石巻焼きそば 500円」を注文しました。全国的にも有名なんですよね!
こちらの石巻焼きそばと一般の焼きそばとの違いを紹介しましょう!
①すでに麺に色がついている事!
これは昔の知恵で冷蔵技術が未熟だった頃、作ったやきそば麺をいかに日持ちさせるかを考えた所、麺を二度蒸して日持ちさせる技術が生まれたんだそうです。その工程の中で麺が茶色くなるんだとか!石巻ではそれが普及して一般的になり、スーパーでも気軽に買うことが出来ます。
②旨みたっぷりのダシ汁が良い味を引き出している事!
石巻焼きそばの特徴は調理の際にダシ汁を使用します。具体的にどういう工程でダシ汁を加えるかは店舗によって異なるそうですが、このダシが肝になっていることは間違いありません!
③麺の色から想像するより、味があっさりしている!
基本はソース焼きそばの味なんですが、見た目よりも薄味なんです!だからあっという間に完食、後味さっぱり! ちょっとしたおやつにぴったり!
④目玉焼きがライドオン!
目玉焼きがど~~~んと乗れば、石巻焼きそばの完成です!
ざっくばらんに気さくにお話をして下さる伊東さんとの会話の中で、店内に気になるものを見つけました。
最近貼ったというこの表示と写真。 「ここまで津波が来ました」
津波の時の事をあまりにも多くの人に質問されるので、話だけで伝えるよりも少しでも実感を持って貰えるように貼ったそうです。
それでも中には県外からのお客さんで「本当に?」と言って信じて貰えない事があるそうです。
「嘘をついてもしょうがないのに、そこを疑うなんて!」と伊東さんは明るく話します。
そして「もし、以前の店舗の場所で震災に遭ったならどうなっていただろうか・・・」と回想します。
「震災の時、石巻駅の駅長さんが周辺の方々に日和山へ避難しろ!と呼びかけて私達親子も非難しました。もし以前の店舗の場所だったら、駅長さんの声は届かなかったはず。私たちの性格から考えると、お店の事や非難準備をしている段階で津波がやって来たでしょう。」
仲良し親子で気さくな店長・伊東さん。震災を乗り越え、訪れた方々に震災の記憶を伝えながら、これからも石巻駅前でおいしい笑顔を提供します。
石巻茶色い焼きそばアカデミー会員にもなっている「たこ焼き くるるん」。
石巻にいらした際は気軽にくるる~ん!と美味しいひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか?店内でも食べられますよ!
一緒に食べた看板商品「たこ焼き 350円」も外側サクッとモチモチ、中はトロ~リとしていて美味しかったですよ~!
■たこ焼き くるるん
営業時間 10:30~18:00
住所 宮城県石巻市鋳銭場3-13 (石巻駅市役所側ロータリーからすぐ近く)
℡ 0225-23-7341
■石巻茶色い焼きそばアカデミー
http://www.makisoba.jp/
20
Fri
September,2013