とうほく復興カレンダー

東北・復興の「これから」。前を向いて進む人たち。

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20130325_00

再起を目指し福島県浪江町から新天地へ-二代目 寿し松-

平成の仙台四郎です。寿司、それは粋。
いまや世界のソウルフードともなった日本食の最高峰「寿司」
先日6日、千葉県幕張で「World Sushi Cup Japan, Chiba TokyoBay」という寿司職人の世界一を決める大会が開催され世界13ヶ国から18人の若手寿司職人が出場しました。
その大会で見事優秀賞を獲得したのは茨城県つくば市の寿司店「二代目 寿し松」の松本武士さん。

松本さんの働く「二代目 寿し松」は2012年11月に移転オープンしたばかり。
この店は元々、福島県双葉郡浪江町でお店を構えていました。
 
そこは福島第一原発から、10km圏内の場所。

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—1984年10月、福島県双葉郡浪江町に「寿し松」は誕生しました。
武士さんの父、松本清治さんが10年の修行の末に手に入れた念願のお店です。

開店以来、寿司の旨さはもとより、松本さんの人柄の良さもあってか地元の人々に親しまれ、1997年には福島県双葉郡富岡町に2店目となる富岡店をオープン、2007年には浪江本店をリニューアルオープンするなど、「寿し松」は地域のお寿司屋さんとして「鮮度に自信・味にまごころ」をモットーに順風満帆に営業を続けてきました。

(左:そっきり丼 ¥1,470/右:特上にぎり ¥2,625)
 
 
—2011年3月11日 東日本大震災
「寿し松」を襲ったのは、地震の揺れや、津波ではなく、福島第一原子力発電所事故だったのです。
浪江本店、富岡店ともに福島第一原発から10km圏内に位置しているため、その場所で営業することはもちろん、立ち入ることも制限されています。
 
店はあの日のまま残っている。
それなのにその場所で寿司を握ることができないのです。
 
しかし、松本さんの寿司への熱い気持ちは途切れることはありませんでした。

 
震災発生から1年が経過した2012年4月。
当時、東京で和食料理店で働いていた息子、武士さんも加わり、新天地探しに動き出したのです。
 
そして2012年11月10日、実に震災発生から1年8ヶ月。
茨城県つくば市に「二代目 寿し松」がオープンしました。

店名の「二代目」とは息子、武士さんの成長への期待を込めて、
そして、心機一転頑張っていきたいという想いも込められているんだそうです。

 
全く勝手の違う新たな場所でお店を始めるとなると様々な不安がもちろんあるそうですが、武士さんの受賞なども話題を呼び、多くのお客様が足を運ぶようになり、土日には、地元福島からも懐かしい以前の常連さんなどが食べに来てくれるんだそうです。
 
最後に松本さんに今後の抱負を聞いてみました。
「やっぱり元々の場所でやりたいっていうもどかしい気持ちはあるけれども、新たなところで店を始めるというのはある意味チャンスでもある。この経験を糧に「寿し松」をさらにより良い店にしたい。」

 
被災地の多くの店がどんな状況になっても諦めず、前向きに復興へ歩んでいます。
 
先日「寿し松 浪江本店、富岡店」のある地域が「避難指示解除準備区域」へと改編されました。
※「避難指示解除準備区域」
避難指示区域のうち、放射線の年間積算線量が20ミリシーベルト以下となることが[確実]と確認された地域。
 
必ず東北復興を成し遂げる!
 
 
——————–
■二代目 寿し松
茨城県つくば市研究学園C30街区15 エビスタウンB-101 1F
営業時間 11:00~22:00/火曜定休日
http://www.susimatu.jp/
 
■寿し松
*浪江本店
福島県双葉郡浪江町権現堂下蔵役目3-2
*富岡店
福島県双葉郡富岡町本岡字関の前200-1

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Mon

March,2013

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