「2 Years」弓谷秀樹
復興新年明けましてありがとうございます。
アリティーヴィーの弓谷です。
2011年3月11日、
僕はアメリカ・ニューヨークで
学生としてインターンシップをしていました。
東海岸時間の早朝に目を覚まし、
日本が大変なことになっていると知ったのは、
日本時間午後2時の揺れから数時間後のことでした。
2日間近く、家族や地元の友人と連絡がとれず、
入ってくる情報は福島第一原発関連の映像ばかり。
日本が非常事態に陥っている中、
何事もないかのように日々を過ごすアメリカ人に囲まれて
すごく複雑な心境だったのを覚えています。
〜
震災から2年たった今も、
家をなくし、普通の生活に戻れずにいる人々が30万人以上います。
復興が進んでいるとはいえ、
被災地に残る大災害の傷跡が消えることはありません。
アリティーヴィーで「とうほく復興カレンダー」に関わらせていただくことになって
僕自身、今までほとんど行ったことがなかった被災地の
現在の様子を目の当たりにする機会が増えました。
そこで見たものの中には希望もあれば、
なかなか解決のしようがないような状況に置かれている人の姿もあったりするのですが、
どんな立場であれ、お話を伺った人々からは皆
前向きに、生きているんだという気持ちが伝わってきます。
「原発事故で東北(日本)は危ない!」
「現地の人はなぜ皆そろって避難しないんだろう?」
そう考える外国の方々が多くいらっしゃいます。
そんな考えを持っている人に
少しでも、東北の現状、東北の人々の想いを伝えられるよう
カレンダー作りに励んでいきたいです。
弓谷
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Mon
March,2013