岩手県沿岸と内陸をつないだアイスクリーム
アリティーヴィーの高野です。
2011.3.11から間もなく2年が経とうとしています。
風評被害、震災意識の風化などが叫ばれていますが、被災地沿岸はこの2年でどれだけ進んだか?
私個人の印象としてはまだまだ・・・。
そんな中、今回ご紹介するのは、昨日、販売が本格スタートした盛岡市にある藤原養蜂場の「復興アイスクリーム」です。
こちらの藤原養蜂場は、東北を代表する老舗の養蜂場。
数えきれない程の蜂蜜などが所狭しと販売されています。
ここで「復興アイス」は製造されています。
考案したのは工場長の及川さん
沿岸部と内陸部の震災に対する温度差を及川さん自身が感じ、
「何とか繋げ、風化を抑えることはできないか」と思ったのがきっかけだったそうです。
このアイスクリームは東日本大震災で被災した岩手県沿岸の企業や団体から
材料を購入し昨年、3種類が発売になりました。
どれも藤原養蜂場の蜂蜜が入ったおいしいアイスクリームになっています。
そして今回、新たに2種類が仲間入りしました。
三陸・野田村の塩を使った「のだ塩ごまアイス」
陸前高田「八木澤商店」の醤油を使った「醤油クルミアイス」です。
醤油とアイス?と、驚かれる方もいらっしゃるかと思いますが、これがまた癖になる味なんです!!
試作に試作を重ね、1年がかりでやっと完成したんだそうです。
お客さんの反応も上々。
今後はもっと商品を増やしていきたいと考えているようです。
そして、このアイスクリームを食べてもらうことで、岩手県沿岸の調味料などの商品を
皆さんのご家庭で使っていただくきっかけになればという願いも込められているんです。
是非一度、味わってみてください。
これが、被災地と内陸を必死で繋いだアイスクリームです。
※復興アイスクリームの売り上げのうち5%を材料の提供元に還元し、さらなる支援に繋げている。
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Sat
March,2013