楽しいかいがてん -とうほくのちから-
アリティーヴィー鈴木です。
仙台市青葉区にあります「東北電力グリーンプラザ アクアホール」にて
東日本大震災で被災した宮城・岩手・福島3県に住む、
障がいのある子ども達が書いた絵を中心とする作品展、
『楽しいかいがてん とうほくのちから』を取材してきました。
これまでは巡回展として開催されていましたが、
東日本大震災から2年が経とうとしている今回、
いよいよ東北の地、仙台にて2013年1月29日(火)から2月2日(土)まで開かれることとなりました。
子ども達が通うデイサービス施設と、愛知県の施設などでつくる『あいち児童発達支援連絡会』の交流が
きっかけとなり様々な作品が生まれ、その後催しが行われるようになりました。
連絡会は地震や原発事故などの影響で、
3県のデイサービス施設の子ども達が屋外で遊ぶことが出来ないと知り、
東北各地のデイサービス施設へ絵かき用の紙計10万枚を送り届け、
そのお礼として子ども達の手紙やはがき、たくさんの絵が施設から送られてきたそうです。
のちに、その絵の展覧会を訪れたNPO法人『プロジェクトゆうあい』の方々が、
「作品から震災を思い出して考えてもらいたい。いろいろな支援の形を思いついてもらうきっかけになれば。」と考え、
巡回展を主催し、愛知県や島根県、沖縄県各地を周るようになりました。
そして今回、東北電力グリーンプラザ内で開催され、その絵画展には、
家族の様子やアニメキャラクターなどを描いている色鮮やかで個性豊かな作品はもちろんのこと、
40人以上の手形をつけて制作した「東北地図」や、巡回展各地に来場された方々が綴った、
東北の被災地に対する温かいメッセージなども展示されていました。
被災地でも子供たちは元気な絵を描き、その絵を見た人に勇気や希望、絆を与えています。
また、来場した人たちも展覧会を通して被災地へ応援メッセージを送ることができ、
イベントそのものが心の支援活動となっていると感じました。
たとえ障がいを持っていたとしても決して孤独では無く、
こういった催しなどを通して、全国各地の人々と復興への想いが繋がっていると思います。
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■『楽しいかいがてん とうほくのちから』
開催日:2013年1月29日(火)~2月2日(土) 10:00-18:00 最終日-16:00まで
会 場:東北電力グリーンプラザ アクアホール(仙台市青葉区一番町3-7-1)
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Wed
January,2013