奥州の歴史を感じる神社仏閣・角田市の風景
こんにちは。アリティーヴィーの彦坂です。
今日は宮城県の南部に位置する角田市に行ってきました。
ここ角田市には日本でも有数の寺があります。
『勝楽山高蔵寺 阿弥陀堂』
角田市の西側にある高蔵寺(こうぞうじ)は西暦819年に徳一菩薩が建立したと言われています。
そこにある『高蔵寺阿弥陀堂』は宮城県最古の1177年の建立と伝えられています。
現在、平安時代の建造物は全国で26か所しか残っておらず、阿弥陀堂として残っているのは7箇所しかありません。
(そのうちの3箇所が東北地方にある:岩手県平泉の中尊寺金色堂、福島県のいわき白水の願成寺阿弥陀堂、そして高蔵寺阿弥陀堂)
阿弥陀堂と共に国指定重要文化財でもある「阿弥陀如来坐像」を今回は御開帳するということなんです。
威厳がありながらも、優しく包み込んでくれるような雰囲気に圧倒されました。
またすぐそばにある『旧佐藤家住宅』では西根ボランティア友の会の方々によるおもてなしが行われていました。
このおもてなしは御開帳の時期に、地元のお母さんたちが手料理を振舞ってくれるもので5年ほど前から行われているんだそうです。
西根ボランティア友の会 会長の堀米栄男さんにお話を聞いたところ
『高蔵寺を訪れてくれた人たちに楽しい思い出を作ってもらえるようにはじめました。』
『おもてなしの心で、参加者たちも楽しみながら取り組んでいるので長続きしているんだと思いますよ。』と笑顔で答えて下さいました。
高蔵寺の周りには樹齢300年を超えるような木々も生えていてとても神秘的でした。
古くから受け継がれてきている歴史を感じながら、その土地に暮らす人の温かさも感じることが出来ました。
こちらの御開帳は日曜日も午前10時から12時まで開催されています。
ぜひ一度、足を運んでみてくださいね。
住所:宮城県角田市高倉字寺前49番
連絡先:0224-65-2038
また、斗蔵山にある斗蔵寺でも木造の千手観音を見ることが出来ます。
※日曜日午後1時から午後3時まで
詳しくは角田市のHPをご覧下さい。
角田市HP
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Sat
September,2012