宮古の復興プロジェクト「かけあしの会」
アリティーヴィーの高野です。
今回は宮古市で開催されたイベントで出会った、復興プロジェクト
「かけあしの会」
をご紹介いたします。
“かけあしの会”は「復興はスピードが大事」と、宮古市にある「マリンコープDORA」の店長、菅原さんを代表に5人で発足されました。
5人のうち3人が賛成したことはどんどん進めていこうということで、
これまでにアワビの貝殻のネックレスや、塩サイダーなど復興応援商品を次々と販売。
しかし、商品を開発、販売しているだけではないんです。
もちろんほとんどの企業は、食品、飲料、雑貨を問わず、岩手県沿岸部の被災した企業がメインですが、
この加工や販売を被災した地域住民の方々や、お年寄り、体に障害のある方などが行っているんです。
そうやって、少しでも被災された方を対象に仕事を提供することで、収入を得る、働く喜びを感じる、
そこから、生きがいへとかわり毎日の活力になる。
これがこの会の目的でもあるんです。
会の名前「かけあしの会」は
「できることからスピードを上げて“かけあしで“取り組むことが最も必要!」という基本姿勢からつけられたんだそうです。
現在も、県内外を問わず、様々なイベントがあれば出向き、そこで販売を行なっています。
商品も毎月開発し、販売しているんだそうです。
それは、震災から1年が過ぎ、徐々に記憶、感覚が薄れてきている中で、新しい商品を開発、販売することで、忘れて欲しくない。
そして、支援だけに頼るのではなく、自立して自分たちの力で立ち上がろうと踏ん張っている姿を見て欲しいと話してくださいました。
これからはより一層、地域と人が今まで以上に手を取り合って、協力し合うことが必要なのかもしれませんね。
かけあしの会はこれからも、地域と住民の心の復興のため「かけあし」で進み続けます。
通信販売でもお買い求めいただけます。
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Thu
September,2012